プラネタリウム('98 Version)    作詞:Ryutaro / 作曲:Tadashi 僕の奥に鍵をかけた 痛みとかいろいろ閉じ込めた どんな時に 誰といても 一番上手に笑えるように 倒れこんで夜空を見た  夜の粒子が星をみがく なんで僕が泣きたいのか やっとわかった 何もない僕は どこに行けばいいのかな? ずっとかわかない涙がどんどんあふれた 氷のような 細い月 切っ先が刺さって 肺の中に 冷たいインクが広がる 何もない僕は どこに行けばいいのかな? ずっとかわかない涙がどんどんあふれた あのね、思い出は痛いくらいきれいだから 鍵をかけて いつまでも僕に閉じ込めなきゃ どんどん遠く どんどん遠く 君が遠くなる 液体    作詞:Ryutaro / 作曲:Tadashi 雨の音 混ざって聞こえてる 憂鬱な笛の音 うるさいから もう少し 眩暈がするような 君の言葉もっと ねぇ聞かせて 青白い 僕の中の心臓 ネジのような音で 悲鳴をあげた 病んでいる 蜘蛛になった君と ひからびた僕が 転がる部屋 溶け合って 混ざり合って なのになんで こんなに寂しいの? やさしい 君の顔 僕の前で 歪みだしてく 戯ける君が重い 扉開いたなら 落ちてくよ 螺旋の階段を回りながら 溶け合って 混ざり合って なのになんで こんなに 寂 しくて やさしい 君の顔 僕の前で歪みだしてく 溶け合って 混ざり合って なのになんで こんなに 寂 しいの? やさしい 君の顔 僕の前で 歪みだしてく 本当の嘘    作詞:Ryutaro / 作曲:Tadashi 僕の中の僕をいつか 固いガラス瓶につめて 陽の当たる庭の花壇に 子猫と一緒に埋めよう 水溜りに映る顔は 冷たい雨でぐしゃぐしゃに ちぎれていった後に ただの色に変りだしたよ 赤い月を眺めてたから 泣きたいほど僕の不安は いつも記憶の片隅に かさぶたみたいに残るよ 痛いくらい きれいだったけど 光の中の僕の影を あの高い観覧車で 誰かが笑った気がした 羊の着ぐるみを着たまま 痩せた男の子が戯けて 吐く息を白くさせて 祈るように手を合わせた あの子と空の間には 透明な何かがあるから きっと願いは届かない 少し寒くなる遊園地 何もかも嘘になる、 誰も居なくなる。 幻のベルが鳴り 景色が霞みだせば 僕の中の僕をいつか 固いガラス瓶につめて 陽の当たる庭の花壇に 子猫と一緒に埋めよう 水溜りに映る顔は 冷たい雨でぐしゃぐしゃに ちぎれていった後に ただの色に変りだしたよ やさしく銀色の雨が 街の全てに降りそそぐ 道のはじで探していた 僕をやっと見付けた イスの上に 花の上に 足が無いロバの背中に 細かい雨が降りそそぐ、 僕の上にも。 ABSTRUCT MY LIFE(アブストラクト マイ ライフ)    作詞 & 作曲:Tadashi 麻酔の切れかかる午後は神経が剥き出しになる… 花瓶に差した花を見て美しいなんて思わない… 針の先から溢れ出す透明な血を思い出す… 君がほほえんだとしても 私はただのキカイになる… 鳥籠からカナリアが裏切って逃げ出してゆく… 私の中にある「軸」が少しずつ歪んでしまう… なつかしい匂いは白いタイルの影に隠れてる… 子宮の記憶をなくして 私はただのキカイになる… 塗りつぶした本能に答えが隠されていれば… 絶望の手掛かりさえもみつけだすことができる… 塗りつぶした本能に答えが隠されていれば… 絶望の手掛かりさえもみつけだすことができる… ABSTRUCT MY LIFE … Intro.    作詞:Ryutaro / 作曲:Tadashi はーい、お会いできて嬉しいです。 ここは夢の世界よりも驚きだらけ。 現実の世界よりも悲しみだらけ。 そんな暗闇サーカス団へようこそ。 ギター、Akira。 ベース、Tadashi。 ドラム、Takashi。 唄、Ryutaroで、お送りしまぁーす。 君たちの忘れていた風景が僕たちの病んだ微笑で思い出せるといいなぁ。 May Day    作詞:Ryutaro / 作曲:Tadashi ブランコの僕 ゆがむ心臓 手の中の蝶 七才の午後 羽根を飾ろう 虫のしみと キラキラした 五月の緑 こんな蝕んだ回想から 見つけたよ、僕の答えーーー そんな事だけずっとただ考えた みんな居なくて静かな昼下がり ポケットの中バタバタした、恐くなる僕 そんな事だけずっとただ考えた みんな居なくて静かな昼下がり そんな事だけずっとただ考えた みんな居なくて静かな昼下がり そんな事だけずっとただ考えた みんな居なくて静かな昼下がり だんだんこわれ始めて また戻るんだ ブランコの僕 ゆがむ心臓 手の中の蝶 七才の午後 リセット    作詞:Ryutaro / 作曲:Tadashi 腐乱してるバナナの束。ドロドロの液体の下。 焼け焦げたセルロイドの人形がつぶれてる。 緑色の自転車に乗り、友達のネズミを連れて さっき本屋で聞いた唄を、ランララン口づさむ。 クレヨンで君が書いた地図で、家を探したけど ポイントが欠落して相対比がまるででたらめで ウンザリする僕の横を、金網がついた白い ゴミ処理場行きのバスが、また走り過ぎてゆく。 腐ってる川の側道を自転車は加速していく。 バイバイ、バイバイ全部リセット。 バイバイ、バイバイ全部リセット。 腐ってる川を流れてく、くるってる僕にカミソリを! バイバイ、バイバイ全部リセット。 バイバイ、バイバイ全部リセット。 全部リセット。 絶望の丘    作詞:Ryutaro / 作曲:Tadashi 不思議なくらい寂しい青空に手を伸ばしてる事がそう、全てーーーー。 僕と空気がまざって反応して頭がぼんやりして解らない 誰もさわれないくらい深く沈む夢にゆれたい おしえてよ 魔法のような幸せはどこ? 僕はまた眠って 目覚めたら願いが叶って おかしくなれて 絶望の丘で立ちつくす きっと僕は在るのか解らない目に見えない力を信じてた 希望的観測しかない僕に朝の光がほら、ふりそそぐ 誰もさわれないくらい ふたりで眠り続けて 深く沈む夢のなかでずっと ゆれて ゆれて ゆれて 気づいたら君はもう消えた おしえてよ 魔法のような幸せはどこ? 僕はまた眠って 目覚めたら願いが叶って おかしくなれて 絶望の丘で 目覚めたら願いが叶って 泣いたまま笑った 絶望の丘で立ちつくすーーーー。 「ぬけがら」    作詞 & 作曲:Ryutaro 夏の日のぼくらは  淡い光の希望の中に ずっと置き去りだった  憂鬱を溶かして歩いていた 細い技がきしんだ  今日はひどく風がつよくて 何も変わらないのに  こわくなりだして下を向いた 高い空はあんまり好きじゃない  蝉の悲鳴も自分も好きじゃない 本当の気持ちじゃないならどんな事ももう、しないで 本当の気持ちじゃないならどんな事ももう、しないでよ なんで泣いてるんだろ?  ぼくらはもっと、おりこうだったのにね 幻燈機械    作詞:Ryutaro / 作曲:Tadashi 街灯でまたヒラヒラ 居場所が失くて狂った影のようなコウモリ 幻燈機械のせいで、部屋は亡霊だらけだ だから僕もここに居よう なにから始めてみる? 今日はそうだな、誰とうまくしゃべろう 薄暗くなりだせば、きっと僕を迎えにくるはず 空想の犬連れて、枯れた草に座って君とずっとはなしてた 大きい風が吹いたら、さっきノートにつづった言葉が流れた なにから始めてみる? 今日はそうだな、何か探したいけど 薄暗くなりだせば、君を誰か迎えにくるからーーーーー なんでいつも僕は、君の事が解らないの? なんでいつも君は、僕の前で笑わないの? なんでいつも僕は、君の事が解らないの? なんでいつも君は、僕の前で笑わないんだろう? とおく とおく ポルカが聞こえた なにから始めてみる? 今日はそうだな、誰とうまくしゃべろう 薄暗くなりだせば、きっと僕を迎えにくるはず なんでいつも僕は、君の事が解らないの? なんでいつも君は、僕の前で笑わないの? なんでいつも僕は、君の事が解らないの? なんでいつも君は、僕の前で笑わないの? なんでいつも僕は、君とうまくしゃべれないの? 暗くなった野原に僕だけ独りにしないで。 雲がただ流れた 雲がただ流れた 「ライライライライライライ・・・・。」 monophobia    作詞:Ryutaro / 作曲:Tadashi 空が晴れてたからみんな居なくなった。 わがままだった僕は、おいてけぼり。 全部からっぽの僕。 耳の奥のネジが回り続けれから、 また痛くなって。 風が僕の頬に冷たさを残した。 外が嘘みたいに、やさしくなって。 僕の脈はひどく早くなりだしていく。 部屋の蝿の羽音、うるさくなって。 陽が差したら 陽が差したら 陽が差したら 陽が差したら 陽が差したら 陽が差したら 空が晴れてたからみんな居なくなった。 わがままだった僕は、おいてけぼり。 陽が差したら 陽が差したら 陽が差したら 陽が差したら 陽が差したら 陽が差したら僕の目がつぶれるから つぶれるからつぶれるからつぶれるからつぶれるから つぶれるから つぶれた、 あーーーーーーーーーーー。 3月5日。    作詞:Ryutaro / 作曲:Tadashi はじめまして。 苦しくて僕は手紙を書きます。 痛みだけしか感じません。 例えば空に浮かぶ鳥にもその重さだけ 幸せはきっと在るのに。 もし君が僕を見つけ、痛んだ草のように ただビラビラ笑ったら、やだな。 それでも、もしも僕を好きになってくれるなら 両手を広げてとべるんだ。 悲しみも寂しさも消えるから 居場所なんかもう、要らない。 僕が出した手紙は届くかな? サーカス    作詞:Ryutaro / 作曲:Tadashi そばに何も無い部屋だから 僕の中で水が溢れてこぼれていく 静かすぎて理科室みたい セルロイドで出来た君の抜け殻がある 毛布をかぶり隠れた僕の心臓の音だけひどくうるさくなった 二日前の君が語った言葉の魔法で僕はバラバラになる おもしろい形 砕け散った僕のカケラ 拾い集めてる君はなんで泣いているの? 僕だけの方法で祈り始めたら いつか窓の外は変りだすかな? 寒くない冬が来れば僕の町にサーカスが来る 誰も居ない広場に ほら ひとつずつ灯りがつきだして君の声が聞こえた そして 僕だけの方法で祈り始めたら いつか窓の外は変りだすかな? 寒くない冬が来れば僕の町にサーカスが来る 花が好きな象の唄も火が怖くて死にたがるライオンも 奇形のロバも影絵の子供も背が高い司会者と来る 天井からぶら下がったブランコから笑い笑いながら 落ちる彼女あの日の僕 斜め前のピエロがはしゃいでいる