スライド.    作詞:Ryutaro / 作曲:Tadashi ミルクを飲んでフラフラの僕は 空気のような空想を描く 黒いトンネルに吸いこまれてく うんざりするほど永遠にずっと 爪を噛んで数を数えて 窓を開けて 僕は終わりをまってる スライドしてく景色のスピードが はやくなって僕は立ちつくして 悲しまない明日を願うけど より深い青に世界を塗りかえてく、きっとーーーー。 針のような三日月の夜に ゆううつな僕の影を見つけた 追いかけないように釘づけにしたい 新しい僕の傷口を 見て なんでまた泣いているんだろ? 痛みにだけ僕は素直になってる スライドしてく景色が止まったら こわれてく未来を感じてた 目も眩む白い朝が来て 見えなくなるから何もなかったみたいに、きっとーーーー。 爪を噛んで数を数えて 終わりの日をまってる そして いつか窓の向こうで君が笑いながら 僕に手を振るんだ スライドしてく景色のスピードが はやくなって僕は立ちつくして 悲しまない明日を願うけど より深い青に世界を塗りかえてく、きっとーーーー。 オルガン.    作詞:Ryutaro & Tadashi / 作曲:Tadashi 空は綺麗だった 息が詰まるくらい 誰かが呼んでる気がして振り向いた オルガンがどこかで響いて ほころびた 僕のガーゼをなでた 遠く何かを願ってもキラキラと散らばってしまう ひとり置き去りの僕はもう飽きてしまったのに 僕は知ってるんだ 終わりが来る事を 気づかないふりでこころを閉ざして うまく口笛が吹ける日を 待ち続けて また空を見上げた 遠く何かを願ってもキラキラと散らばってしまう ひとり置き去りの僕はもう飽きてしまったのに 空へ墜ちる夢で目覚めて 涙があふれてた それはまるで嘘みたいだったーーーー。 遠く何かを願ってもキラキラと散らばってしまう ひとり置き去りの僕はもう飽きてしまったのに オルガンがまた聞こえた ベランダ.    作詞:Ryutaro / 作曲:Tadashi オレンジに汚される雲 風はそれを掃除してた ベランダには眺める僕 意味もなく寂しさにノック 明日 届く花はどんな色に咲くの? いつまでも陽だまりに留まったまま 君が来るまで ずっと待ってるから。 コウモリは街灯で迷い おかしな放物線を描く 空は悲しいほど衰弱していくよ。 いつまでも陽だまりに留まったまま 君が来るまで ずっと待ってるから。 明日、届く花はどんな色に咲くの? いつまでも陽だまりに留まったまま 君が来るまで ずっと待ってるから。 もしも、いつか朽ち果てたらこのベランダに、 ちいさくて白い花が咲くでしょう 「マッテル。」 ロケット    作詞:Ryutaro / 作曲:Tadashi 同じ夢ばかり見る僕は今日もまた2時間しか眠れない 胸の奥までベルが鳴るから たまには出掛けてみよう 僕の手に聖書はないから公園で希望を空に祈る 衛生的な青すぎる空 そして遠すぎる僕 君と暑さのせい 僕の血は濃くなって ネジが回りだしてとても泣きたくなる このまま眼を閉じ 空を昇り 願いもこえていく 光に埋もれるまでずっと眺めてて 鳴かないカラスの群れはまるで電線の五線譜で音譜みたい メロディーをなぞる僕を置いて音もなく飛んでいく 言葉ならいくつも胸につまってるけど 声にならないまま いつか あふれだして どこまでも高く昇りつめて 青より碧い中 真夏にあえぐ僕は潜り込んでいく 君と暑さのせい 僕の血は濃くなって ネジが回りだしてとても泣きたくなる このまま眼を閉じ 空を昇り 願いも越えていく 光に埋もれながら離れていく 「そこから、、、ねぇ、まだ僕の事が君に見えていますか?」 ほら 宇宙のはてまで すいこまれて            やがて いつか 消えてくーーーーー。 眼を開けた。色あせた世界に僕はいた。 空を見た。希望はまた帰ってきた。 存在理由    作詞 & 作曲:Ryutaro こうしてうすいカーテンのうしろに立って居るんです それが僕の顔がぼにゃり見えてる理由です 歪んだ僕の顔に君はキスをしてくれるかな? 歪が揺らいでみえる窓は水族館の窓のようです 部屋を出ない僕は点滅する照明のひとつです 歪んだ僕の顔に君はキスをしてくれるかな? それがこわくて僕は薬をかんでフラフラ                フラフラ パパが死んで ママが死んで 君もいつか居なくなるから 僕はずっと ここでずっと 座ったまんま壊れてく それでもちゃんと僕はいろんな事が見えているんです 歪んだ僕の顔に君はキスをしてくれるかな? それがこわくて僕は薬を噛んでフラフラ                フラフラ            フラフラァ                フラフラァァァ              アーーーー。 エーテル    作詞:竜太朗 / 作曲:Tadashi あー  (朝 光が降った また時間がとぎれた   いま気づいたけど‥‥‥もう光素(エーテル)の底   影 存在を誇示した   僕 存在が希薄だぁ   矛盾、視界閉ざした 痛い心象風景です   死骸 沈殿していくよ  きれい‥‥‥光素の底へ) Day ほら 壊れてしまう日まで罪の調べだけが ただ 僕らにながれてくる  ながれてくる ながれてくる  ながれてくる ながれてくる  ながれてくる ながれてくる 少女狂想    作詞:竜太朗 / 作曲:Tadashi めちゃくちゃな詩を書いて 狂ったみたいに唄って 関節でギリギリと下手なバイオリンを弾く グンニャリしている骨じゃ思想なんて生れないの バラバラにちらばって あたしはテーブルの下 そこからテレビ見て いろんな事をチェック チェック チェック 「ポケットの中には~」ってむかし聞いた唄のとおり ビスケットならここできっと増えつづけるの だからきっとあたしカルシウム不足じゃないわ バラバラにちらばって あたしはテーブルの下 そこからテレビ見て いろんな事を見てるのよ なぜ なぜ 手がとれるの? なぜ なぜ 足がないの? なぜ なぜ 笑ってるの? なぜ なぜ あたし‥‥‥いるの? 「ーーーーーーーーーーー。」 (発狂) バラバラにちらばって あたしはテーブルの下 そこからテレビ見て いろんな事をチェック チェック チェック バラバラにちらばって あたしはテーブルの下 ちらかり放題で ちらかり放題で アハハハハハハ 空白の日    作詞 & 作曲:竜太朗 例えば  晴れた朝に神様が迷子でみんなが狂ったら  記念写真を撮ろう  ビルの屋上で大好きな君と 声は届かないまま悲しい唄へと変わって 例えば  上手に笑う僕を見て君がもしも泣いたなら  赤 ・ 青 ・ いろんな色  指のすきまから心が流れた 声は届かないまま悲しい唄へと変わるよ 胸に刺さったトゲなら抜いたはずなのに まだ痛いんだ いつか、カラッポの僕の中から嫌いな自分までいなくなったら 僕には何が残っているんだろう? 両手をただ眺めてた 声は届かないまま悲しい唄へと変わるよ 胸に刺さってたトゲなら抜いたはずなのに まだ痛いから、歌った。 歌ったーーーーー。 * 「例えば……」っていう言葉で未来を思い描いてる僕です。 十字路    作詞 & 作曲:竜太朗 (一) 首のない猫は十字路でウロウロ まっ赤な目で見た まっ赤な目で (二) 兵隊さんの列はきれいに並んでます まっ赤な目で見た まっ赤な目で こんな、 こんなさびしい情景を僕を乗せてバスが走るよ こんな、 こんなさびしい情景を僕を乗せてバスが走るよ とおい空でピストルが鳴った ずっとずっとバスは、走るーーーーー。 (三) 「今日も僕は病んで公園を目指します。 窓の外を見てスケッチをしながら(笑) まっ赤な目で、僕はまっ赤な目で。」 睡眠薬    作詞:竜太朗 / 作曲:Tadashi  (午前二時○八分) ガラス窓 映るフィルム 切れる息 眠れない僕 冷たい水 眠り薬 僕を流れていく  (午前二時四十分) 反応が過敏になる心臓は粘膜みたい 降りていく 夜の帷幕 陰がかかってーーーーーーーーー。 めさめない夢に僕はやがて落ちてくから 眩暈がして見えないけど君をつれてく  黒い夜草深い野の中へふたりで  (午前三時十分) めさめない夢に僕はやがて落ちてくから 眩暈がして見えないけど君をつれてく ぼんやりとした月のひかり 草はしなしなと揺れ 波のように 僕と 君を そっとさらってーーーーーーーーーー。 *  黒い夜草深い野の中へふたりで。 Bloom    作詞:Tadashi / 作曲:Akira 湿った地下鉄の息苦しい静けさと 似ている悪い夢 目覚めたらめまいの底 見なれた真っ白な天井の向こう側 広がる残酷な世界を嘆いた雨 黒いカサを差して出かけた広場はむせかえる花の香り 足元ゆれている小さな花の色 そっと僕の目に焼き付けたなら 雨の降る坂道を昇り疲れても 深いため息を忘られるかな うつろな視線をさえぎる青い蝶 光が差し込む場所まで飛べるのかな 綺麗なものだって、いつか灰になって、風に舞って消えるから 迷わず散って行く小さな花の色 そっと僕の目に焼き付けていたい 足元ゆれている小さな花の色 そっと僕の目に焼き付けたなら 雨の降る坂道を昇り疲れても 深いため息を忘られるから そしてパレードは続く    作詞:竜太朗 / 作曲:Tadashi またひとつお話おわり 遐き人へ手を振りあいさつ 日が落ちてなくなる前に 斜陽の中 おわかれをしよう 最後に笑ったら 僕はもう仕度は出来てるから いつでも出掛けられるよ 窓の外ではいつかパレードが通り 眺めるだけの僕を遠く連れてく 輪を描くさみしき鳥は いつまでもワルツをおどる なにもないまま 日曜日の幕はそっと下りて あくびで視線がにじめば 窓の外ではいつかパレードが通り 眺めるだけの僕を遠く連れてく それとも全ては、はじめからおぼろな夢ですか? なら このまま覚めないままでーーー。 窓の外ではいつかパレードが通り 眺めるだけの僕を遠く連れてく 閉ざされていたドアを開けたなら すぐに どこまでも行こう そしてパレードは続くーーーー。