「雪蛍」    作詩 & 作曲:有村竜太朗 「雨、ときどき雪。」    「愛、ときどき嘘。」 東京の冬は天気予報よりも寒くて 口癖の真似はまだ取れないまま 一緒だったって証拠探す僕がいるよ こぼしたため息 想いがつまったように ふわり うかんでくよ 雪が降る前に君に会いたい まぶた閉じるたび 君が泣いて 暗闇で蛍みたい 光ったら いつか消えた 寒がりな君は 今頃どこかで 切れぎれの笑顔うかべながら雨を見てる 忘れても悲しい? 願っても苦しい? 明日にはきっと街は全部白く変わる 同じ時間ゆらいで よせていた頬が ひとり 冷たい 冬が心を磨いていくよ まぶた閉じるたび 追いかけてく 暗闇に雪が舞って 悲しいほど きれいだった 雪が降る前に君に会いたい まぶた閉じるたび 君が泣いて 暗闇で蛍みたい 光ったら いつか消えた そして雨が雪に変わってく あふれる想いさえ凍えそうで 届かない 僕の声も 届かない 伸ばした手も ずっとーーーーー。 白い足跡    作詞 & 作曲:長谷川正 窓辺にはため息でガラスを曇らせた君 ひんやりと時間だけ部屋に流れて すまし顔冬の夜白くやさしい雪は降る 悲しみは美しくこころに積もった 騒いだ胸の意味さえ忘れてゆくから 淋しく笑う横顔ぼんやり見つめた 月も無い夜だけど光は消えたりしないね 深い森迷い込む足元照らすよ すまし顔冬の夜白くやさしい雪は降る 知り過ぎた僕達を許してくように 振り向いても足跡はもう見えないから 帰り道が分からないこのまま消えそうで ポケットに滑りこむ君の手は温かくて 何一つ変わらずにいて欲しい気がした 騒いだ胸の意味さえ忘れてゆくから 淋しく笑う横顔見つめた 振り向いても足跡はもう見えないから 戻れなくなる僕らはこのまま消えそうで 冬の海は遊泳禁止で    作詞:有村竜太朗 / 作曲:ナカヤマアキラ 冬の海は遊泳禁止で なんか誰もいなくていい感じ 映画でしか見た事無いような船が来るから ここで待ってよう ウミネコの巣は 岬のはしの灯台の上にあるけど 乗りおくれたら最後だから ちゃんと水平線を眺めてなきゃ 僕ら はずみで首をしめたり 心までしめたりしてしまうけど ねぇ ねぇ 僕の目を見て ねぇ ねぇ そらさないで ねぇ ねぇ 四六時中 こんなにも 大好きで 大好きで 冬の海は水銀みたい 太陽は溺れていく寸前 きっといつか流した涙もこの海に帰っているんだね ウミネコの巣で身を寄せ合って ヒナ達が眠っているように 僕達も体をくっつけて 2人の体温であたためあおう 笑っちゃうくらい 動きたくない ここ以外 行くあてもないんだけど ねぇ ねぇ 僕の目を見て ねぇ ねぇ そらさないで ねぇ ねぇ ちゃんと見ていて ねぇ ねぇ 離れないで ねぇ ねぇ 例えばこれが ねぇ ねぇ 嘘だとしても ねぇ ねぇ 四六時中 こんなにも 大好きで 大好きで 大好きで――――――――。 春咲センチメンタル    作詩 & 作曲:有村竜太朗 拝啓。 君は元気ですか? 初めて手紙なんか書きます。 僕はなんとなく元気です。独りにも少し慣れました。 帰り道、夜の公園が満開の櫻だったんで、 君の事を思ったりしています。 まっ黒い空にうかんで櫻はあえいでいるようです。 世界の微熱があがるから景色が歪んで見えてきます。 それが恋のせいなら、きっと、いつか僕らは虫の息。 最期に蕾がひらいていきます。 ハローハロー聞こえますか? 僕は僕でいれますか? 祈る手に花びらです。君に触れたようです。 あざやかな色で音をたてて櫻が咲く。 君の声を追いかけてく。こぼれてくる恋のカケラ。 見上げたなら、花降る春。 あったかい風が吹いてきます。もうすぐ春の嵐が来ます。 狂ったように咲いてるけど、いずれは散りゆく運命です。 それが恋にもよく似ていて、いつかの僕らにそっくりで、 思い出し笑いしてしまいます。 ハローハローどこですか? 僕に何ができますか? 探す手に花びらです。君に触れたようです。 あざやかな色で音をたてて櫻が咲く。 繋いだ手が離れていく。こぼれてくる千の願い。 見上げたなら、花降る春。 舞い散る櫻で君の顔が見えなくなる。 淡い夢が覚めてくから、こぼれるのは涙でー。 あざやかな色で音をたてて櫻が咲く。 大切だったものは全部、この木の下に埋めていくよ。 目の前には、別れる春。 見上げたなら、花降る春。 僕の上に、僕の上に、そっとーーーー。 本日は晴天なり    作詞:ナカヤマアキラ / 作曲:長谷川正 ここで見てる そこで見てる物語巡っている 今とは言わないけれど いつか描く事だけ出来るように 欠けたピック 適当に持って無造作に歪んでいく 爪が割れていくのがリアル 午後にでも出かけてみようか 切り刻むように 切り刻むように少しずつ色褪せて 思い出す度 思い出す度美しく彩るよ freedom  freedom  egotist ラット踏み付けディレイ噛ます 繰り返す恐怖のエコー 孤独と言うか? そう言う君の不条理と何が違うんだ? 切り刻むように 切り刻むように少しずつ色褪せて 思い出す度 思い出す度美しく彩るよ freedom  freedom  egotist わかってるのに わかってるのに少しずつ色褪せて 思い出す度 思い出す度美しい嘘になる こんな思い出 そんな想いで色褪せずいてほしい freedom  freedom  egotist ここで見てた そこで見てた物語とぎれてる 今日は塞ぎ込んで またすぐに少しずつ描いてみよう メランコリック    作詞 & 作曲:有村竜太朗 メランコリックな日差し 太陽がいっぱい 気がふれてく夏 真昼の夢 つたえたい感情 つなげたい愛情 かなり僕は重症 ちぎれたまま ボンヤリ 気持ちは行方不明 沈黙 切り裂く蝉の声 現実捧げて伸ばした手は未来まで届くかな? なぜか 涙こぼれておちた 瞼閉じて君を探したよ もしも 涙枯れてしまえば 何もかもが消えてしまいそう 降りだしたのは、雨。 降りだしたのは、雨。 メランコリックな夜 朽ちかけてく月 不安は進行形 喘いだ夢 目にあまる絶望 手にあまるのは希望 わかんなくて失望 宇宙の底 遠くで はなやぐ笑い声 花火 刹那的に消えた 風でとばされてた願いもどっかで咲くのかな? なぜか 涙こぼれておちた 瞼閉じて君を探したよ だから お願い 声を聞かせて すべて失くなってしまう気がしたら 降りだしたのは、雨。 降りだしたのは、雨。 あんなに 日溜まり はしゃいでた日 いまじゃ忘却の彼方さ 確かな光に伸ばした手は未来まで届くはず なぜか 涙こぼれておちた 瞼閉じて君を探したよ もしも 涙枯れてしまえば 何もかもが消えてしまいそうで 壊れながら 失ないながら 僕らは加速してつき進む 我を忘れ 時を忘れて いつかセツナイモノに変わったなら 降りだしたのは、雨。 降りだしたのは、雨。 洗い流して、雨。 洗い流して、雨。 ジンテーゼ    作詞:長谷川正 / 作曲:ナカヤマアキラ 疼き出す憂鬱はオレンジ色 窓越しになぞった飛行機雲 西日差すカーテン揺れてる影 バカだねと笑って何処かに消えた いつの間にか浸りきった 心地のいい 甘い痛み 救いの無い世界よりも 楽になれる気がした それでもまだ足もとには 剥がれ落ちる 鋭い痛み かき集めてシロップ漬け 漂ったら泡に変わる テーブル上には枯れゆく花 もう水は差さずに眺めるだけ 麻痺してる悲しみ確かめれば 重なった未来も怖くないかな 目をつぶって怯えてても 明日は強く 腕を引いて まだ知らない景色の待つ 外へと連れ出すから 深い眠り沈む前に 邪魔なだけの 鋭い痛み かき集めてシロップ漬け 漂って泡に変わる いつの間にか浸りきった 心地のいい 甘い痛み 救いの無い世界よりも 楽になれる気がした それでもまだ足もとには 剥がれ落ちる 鋭い痛み かき集めてシロップ漬け 漂って cell.    作詞:有村竜太朗 / 作曲:ナカヤマアキラ 閉ざしきった心に朝を。 笑い絶えていく日に花を。 未完成な月夜に夢を。 被験者の僕に電極を。 不感症の目には涙を。 悲劇的な彼女に笑みを。 走り去った影に光を。 色のない世界には絵の具を。 アナグラムな思考に意味を。 スノビズムな思考に歌を。 バクテリアに至上の愛を。 傷口にはただ口づけを。 いつからだっけ? 何も感じなくなった。 なんでなんだっけ? うまく笑えなくなった。 ずっと永遠に信じられるものがあるの? いつか永遠に信じられるものがあるの? ため息には狂想の日々を。 沈黙の点々に声を。 離人症に割れた鏡を。 フラスコのバラには孤独を。 ずっと永遠に信じられるものがあるの? いつか永遠に信じられるものがあるの? ダンスマカブラ    作詞 & 作曲:長谷川正 ガラクタみたいなベンチに座り込む詩人 重たい灰色背負った地獄の季節 呪いで脱げない靴履き踊るバレリーナ 「退屈しのぎに余興はおひとついかが?」 痺れた爪先が踊ったら バランスを失って瞬きのスピードで 螺旋を描いて落ちていくように 悪趣味な妄想が目を覚まし赤い舌出した 雨音・サイレン・天使はそっと羽ばたき 耳鳴り意識をべったり塗りつぶしたら 流れてきたのは歪んだ古い童唄 カゴから出れずに夜明けの晩に滑る影 痺れた爪先が踊ったら バランスを失って瞬きのスピードで 螺旋を描いて落ちていくように 悪趣味な妄想が目を覚まし赤い舌出した ガラクタみたいなベンチに座り込む詩人 重たい灰色背負った地獄の季節 呪いで脱げない靴履き踊るバレリーナ 「退屈しのぎに余興はおひとついかが?」 痺れた爪先が踊ったら バランスを失って瞬きのスピードで 螺旋を描いて落ちていくように 悪趣味な妄想が剥き出しになって行く 痺れた爪先が踊ったら 怪物くん    作詞:有村竜太朗 / 作曲:ナカヤマアキラ 知りたくなくて、理解できなくて、現実逃避をくりかえして妄想。 見たくもなくて、気づきたくなくて、現実逃避をくりかえして妄想してんだ。 朝はめぐりぬ決起前夜。ひざをかかえた内向少年。 不安材料。被害妄想。青い孤独を静かに燃やそう。 幼稚な気持。ガムシロップ。甘い思想は吐き気をもよおす。 待ち望んでる救済の手。モノクルシイ自己喪失感。 知りたくなくて、理解できなくて、現実逃避をくりかえして妄想。 見たくもなくて、気づきたくなくて、現実逃避をくりかえして妄想してんだ。 不確実感。ゆえに焦燥。誰かを求め共同幻想。 退屈は罪。もう、どれくらい欠伸をかみ殺しているんだろ? 生きてるふりに飽きてしまって死んでるふりをして過ごしたりしてる。 自意識過剰。発育不全。ひとりよがりで咲きちらかしてーーーー。 知りたくなくて、理解できなくて、現実逃避をくりかえして妄想。 見たくもなくて、気づきたくなくて、現実逃避をくりかえして妄想してんだ。 朝はめぐりぬ決起前夜。ひざをかかえた内向少年。 不安材料。被害妄想。青い孤独を静かに燃やそう。 知りたくなくて、理解できなくて、現実逃避をくりかえして妄想。 見たくもなくて、気づきたくなくて、現実逃避をくりかえして妄想。 わかりあえなくて、つながれなくて、現実逃避をくりかえして妄想してんだ。 crackpot    作詞 & 作曲:ナカヤマアキラ Good Morning 意味在り気に猥褻 差し当たり血相スマイル さあ何処へ行く?今日は 僕らの基地がいいとはしゃぐ   悲鳴がやまない 毒牙が剥き出している わだかまりは欲のようだ   在るが故に欲してみようか 傍からはきっと羨む声が   彼方へ導く意味も 霞んで わだかまりは欲のようだ   在るが故に欲してみようか 震えだした 壊れそうだ 笑いだした   廃人 栄華 血で血を染めてくケダモノの様だ   歪んだ火に舞い集う蛾の様だ 傍からはきっと羨む声が   彼方へ導く意味も 霞んで comic youth    作詞 & 作曲:ナカヤマアキラ 夢中で読んだのは僕だけか 君の手紙は嘘 曖昧すぎて鬱 それでも最後迄読んだんだ 破り捨てる事はいつでも出来るから 少し背伸び 今日に帰る意味を書き留めとくよ 優しく笑ってるのに本当も嘘もないんだろう 嬉しいフリが得意気 宛ら操り人形 悲しい哉 本当にささやかだと感じた 何想い 涙する 過ぎ去って 過ぎ去って今更 来るって言ってる本当かなぁ 君の言葉は嘘 曖昧すぎて鬱 あれから最後迄続けて 一人きりでずっと眺めた 写真 傘 雨の日には思い出すよ すぐに書き留めとくよ 優しく時に我侭 本当も嘘もないんだろう 嬉しい程に不機嫌 宛ら三流喜劇 悲しい哉 本当に忘れてしまう気がした 何想い 涙する 過ぎ去って 過ぎ去って今更 優しく笑ってるのに本当も嘘もないんだろう 嬉しいフリが得意気 宛ら操り人形 悲しい哉 本当にささやかだと感じた 何想い 涙する 過ぎ去って 過ぎ去って 悲しい哉本当は 寂しいフリが好きだから 何 想い焦がれても 過ぎ去って 過ぎ去って今更 針槐    作詞:有村竜太朗 / 作曲:長谷川正 ピストルが欲しい 毒薬が欲しい 心の湖 広がる輪 広がる輪 見捨てられた景色 誰か探すけど 世界中が僕で いっぱいだ いっぱいだ そう ハリエンジュの棘 触れるたび刺さって 傷を舐めあえば 夜は叙情してく    ハリエンジュの棘 触れるたび痛くて 舌を出しあえば 夜は叙情してく 押し殺してなきゃ ゴミみたいな感情 心の湖 ひきかえす あれは何て歌? 君は何て言った? 最後に知りたくて 聞きかえす 聞きかえす そう ハリエンジュの棘 触れるたび刺さって 傷を舐めあえば 夜は叙情してく    ハリエンジュの棘 触れるたび痛くて 舌を出しあえば 夜は叙情してく ピストルが欲しい 毒薬が欲しい 心の湖 透きとおって 透きとおって 呼んでいるように 手を振りサヨナラ 契りあいで僕を 引き裂いて 引き裂いて そう ハリエンジュの棘 触れるたび刺さって 傷を舐めあえば 夜は叙情してく    ハリエンジュの棘 触れるたび痛くて 舌を出しあえば 夜は叙情してく もう 抜けないや 抜けないや 抜けないや 抜けないや うわのそら    作詞 & 作曲:長谷川正 うわの空 辿ったのは 幸せな 午後の記憶 紫陽花の 咲く小道を 急ぐ車輪 約束は 儚すぎて 何となく 不安だった 振り返る 君がそこで 笑うまでは こぼれてく砂時計 胸の奥しまったなら 君と手を繋ぐたび 明日が霞みだした その先の事なんて 忘れて淡い夢が 続いていくような気がしてた 晴れた日は 寂しくなる 果てしなく 広がる青 見上げてた 君がふいに こぼす言葉 本当は ただ優しく 抱き寄せて あげたかった うつむいた まま口笛 そっと吹いた メロディーが途切れたら 行くあても無いままで 並んでた長い影 静かに離れ出して 気がつけば少しずつ 足早になる君が 届かないほど遠く見えた うわの空 辿ったのは 幸せな 午後の記憶 翳り出す 前にはもう やめておくよ こぼれてく砂時計 胸の奥しまったなら 君と手を繋ぐたび 明日が霞みだした もし笑顔曇る日は 君の好きな唄を 口笛で吹いてみた メロディーが途切れたら 行くあても無いままで 並んでた長い影 静かに離れ出して 気がつけば少しずつ 足早になる君が 届かないほど遠く見えた 夢の島    作詞 & 作曲:有村竜太朗 悪魔が来たよ 唄いながら 「望んでた世界はどう?」って問いかけてくる 救いの手も もう どうやら つかめそうにない 僕の特技は独りぼっち 「居場所なんかなかった。」って答えてみた とても綺麗な日 希望も灰になりそうな 夢から覚めるための呪文が思いだせないのは何故だろう? 目にうかんだ愁しみを捨てに何処に行こう? キラキラした夢の島 何処にあるの? 燃えて消えないゴミ達と朽ちていきたいよ キラキラした夢の島 一緒に行こう